「働くことの意義」を伝える授業

平成30年4月、僕は大学の非常勤講師になりました。

YELLTECHでもお世話になっている「椙山女学園大学」の講師です。

先日、初めて教壇に立ってきました。
メディア各社も入り緊張しましたが、学生たちがイキイキしている姿をみて、
教員になってよかった、と思いました。

僕は特別支援学校を卒業後、なかなか働くところが見つかりませんでした。
障害が重いほど、やはり仕事に就くことが難しくなります。
それでも「仕事がしたい」と思った僕は起業しました。

難病でも、重度身体障害でも「ちゃんと仕事ができる」ことを証明したかった。
諦めたくなかった。

起業して、8年。
いろんな人の助けを借りながら、今は7人雇用できる会社になりました。
障害者も健常者も雇用して、在宅勤務をしてもらいながらも運営できる状態になりました。
みんな、それぞれの役割、思いをもって仕事してくれています。

仕事は、ある意味「奪い合い」のもの。
でも、教育とは「与えてもなくならない」もの。

だから、未来ある若者に、
「働く」ことの「意義」をもっと考えてみてほしい、と思い、
教壇に立とうと決心しました。

僕が感じてきた「働くことの意義」、
これから生の声で多くの生徒に伝え、考えていってほしいと思います。

そして、生徒から学ぶことを、僕は誰かに伝えたいと思います。

佐藤仙務
(文章:朝倉美保)

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